花粉症の時期にお勧めのレメディー
日本では2月から4月頃、スギやヒノキの花粉により、花粉症のピークを迎えます。年々、花粉症に悩まれる方が増えており、中にはくしゃみ、鼻水だけではなく、頭痛や顔の腫れ、皮膚の痒み等もともない生活に支障をきたすケースも最近多く聞くようになりました。
花粉症とは
花粉症は体内に入った花粉に対して人間の免疫が起こす反応になります。つまり、体内に侵入した花粉を異物と認識し、この異物に対して、排除しようとしたり、再度侵入するのを防ぐための反応です。一般的には免疫反応は身体にとって良い反応ですが、時には免疫反応が過剰になり、生活に支障が出てしまいます。このように身体にとってマイナスに働いてしまう場合がアレルギーになります。花粉症の場合には花粉を排除しようとして、くしゃみや鼻水、涙という症状がでますが、これらの症状が強く出過ぎるために生活の質が低下してしまいます。また、シラカンバ花粉症など、スギ・ヒノキ以外の花粉症では花粉によって皮膚が荒れる、咳や喘息が起きる、リンゴなどバラ科の果物を食べると口の中が腫れたり、かゆくなったりすることがあります。

花粉症環境保健マニュアル、鼻アレルギー診療ガイドライン 2013 年版より転載
花粉症を発症するまで
花粉が体内に入ってもすぐに花粉症になるわけではありません。身体の中に花粉が入るとアレルギー素因を持った人はその花粉(抗原)に対応するための抗体を作ります。この抗体は IgE 抗体と呼ばれるもので、花粉によって異なった抗体が作られます。人によって期間が違いますが、数年から数十年花粉を浴びるとやがて抗体が十分な量になり、この状態を感作が成立したと言います。この後に再び花粉が身体の中に入ってくると、くしゃみや鼻水、涙などの花粉症の症状が出現します。これが花粉症の発症です。近年は飛散する花粉量が増加しているために、感作までの期間が短くなり、小さな子供でも花粉症にかかるようになりました。

花粉症環境保健マニュアル、転載
花粉症増加要因と症状を悪化させるもの
花粉症患者が増加している要因として、飛散する花粉数の増加、母乳から人工栄養への切り替え、食生活の変化、腸内細菌の変化や感染症の減少などが指摘されている他、大気汚染やPM2.5、春先の黄砂なども花粉症患者の増加に影響しているとされています。また、ストレスの多い生活をしていることで常に交感神経が優位となっていると、より鼻の粘膜が過敏になることがあります。さらに花粉症の症状と関連性の強いものの一つとしてハウスダストなど室内環境の汚染により免疫が常に過剰反応していることも症状悪化に関係するとの指摘もあります。
ホメオパシーのレメディーを使って花粉症のサポートをしてみませんか?
花粉症に対しては、一般的には抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の処方が一般的です。ただ薬の成分によって、眠気や口の渇きなどの副作用が起したり、長期間投与したりすることで、肝や腎などに負担をかけることも。また薬の常用によって体に耐性が付き、薬の量が徐々に増えていくなどの問題も報告されています。ホメオパシーのレメディーは花粉症に反応する体の体質改善、つまり体のデトックスを行いながら、また辛い症状にしてもレメディーを入れていきます。デトックスをすることで花粉症に対する反応も減らしてけるようにサポートし、依存性や副作用もないため安心です。
花粉症に役立つレメディー
- Allium Cepa(アリュームシーパ):鼻水、鼻炎
- Euphrasia(ユーファラジア):目の痒み、炎症。粘液が溜まっているときにも
- Sabadilla(サバディラ):喉の痒み、イガイガ
- Histamin(ヒスタミン):ホメオパシー的抗ヒスタミン。痒みが強い時の頓服として
- Mixed Pollens Co (grass/tree/flower):木・花・草の花粉に対してのアレルギー、花粉症の体質改善にも
- Hayfever Standard:一般的な花粉症の症状に、花粉症に合うレメディー数種が入ったコンビネーション
- Hayfever Itchy:花粉症、特に痒みが強い時のコンビネーション
- Hayfever New:花粉症に加え、ハウスダストなどに対してもアレルギーがあるときに
- Ambrosia(アンブロシア):ブタクサアレルギー
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